
コンテンツSEOで上位表示をしようと思った時に「なかなか思ったように上位表示されない」っとお悩みの方が多いのですが、そのような場合一度作った記事をさらに調整する必要があります。
やはりコンテンツSEOはユーザーにとって良い情報を公開しないといけませんので、そのテーマでの最新の情報に更新したり、SEO的な点でキーワードの配置などを調整したり、書き出しの文章を調整する必要があるのですね。
ではその記事の調整はどのように行えば良いのか?その方法を整理しましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.まず試すべき記事の調整3つのステップ
一度書いた記事を上位表示されないからと言って、放っておくのはもったいない!
既存の記事を、さらに上位表示のためのポイントを整理しました。
STEP1:調整すべき記事を見つける
まずは調整すると効果的な記事を探す必要があります。
その方法は、むやみやたらに記事を調整しても意味はありませんので、順位の低い記事を探さないといけません。
現在、どの記事がどのような順位で表示されているかを把握するには、Google Search Consoleを利用します。
Google Search Consoleとは
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。自分のサイトが Google 検索結果に表示されるようにするために Search Console に登録する必要はありませんが、登録していただくとサイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。
Google Helpより
Google Search Console:https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
この Search Consoleを利用して、現在の検索順位を調査するには、検索アナリティクスを利用します。
上図のように、Google Search Consoleにアクセスし
①「検索トラフィック > 検索アナリティクス」をクリック
②「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」にチェックを入れる
③キーワードごとの掲載順位が表示されます。
このように何というキーワードで、Googleの検索結果に何位に表示されているかが確認できます。
ここで1位に表示されている記事を調整しようとしても意味がありませんので、ある程度順位が上がっているけど1位には表示されていないキーワードを調整すると良いでしょう。
目安としては6位〜15位の記事を調整して練習して見ると良いでしょう。
では実際にどのように調整するかをみていきたいと思います。
今回は弊社が運営している「サイバーセキュリティ.com」というセキュリティのメディアサイトを例に、8.4位に表示されている「クリックジャッキング」というキーワードで表示されるページを見ていきたいと思います!
STEP2:タイトルを調整する
タイトルの調整は、SEOでの上位表示を目指すための「タイトルのつけ方」を知っておく必要がありますので、下記の記事も参考にしてくださいね。
コンテンツSEOの教科書!集客を成功させるための7つのポイント > 3-3.効果的な記事の構成を考える > 3-3-1.タイトル
では実際に「クリックジャッキング」というキーワードで検索して見ると、下記のように9位に「サイバーセキュリティ.com」のサイトが表示されました。(2017年3月3日現在)
この表示を見て見ると、「クリックジャッキング」というキーワードで上位表示させたいのですが、そのキーワードがタイトルのはじめの方(左側)に入っていないのがわかります。
「クリックジャッキング」と検索した方は、そのキーワードを探します。
そのような方のために、そのキーワードは左側に入っていると、タイトル全体に目が行きますよね。
また「クリックジャッキング」と調べている方が、さらにどのような情報を求めているかは、「関連キーワード検索ツール」や「Googleサジェスト」などを活用すると良いでしょう。
「Googleサジェスト」とは、検索結果に下記のように表示される、おすすめキーワードの表示のことですね。
こちらを見ると「クリックジャッキングとは」や「クリックジャッキング 攻撃」「クリックジャッキング 対策」「クリックジャッキング 事例」などがあるようです。
そのキーワードをタイトルに含めておくと、それらのキーワードでもヒットしやすくなります。
そのような点を考慮して、タイトルは下記のように変更すると良いでしょう。
旧:利用者の意図しない動作を引き起こす「クリックジャッキング」とは
↓
新:クリックジャッキングとは?その攻撃事例と対策方法を解説
このように変更すると良いでしょう。
タイトルは、文字数も重要です。
文字数が多すぎると検索結果に全て表示れませんので、おおよそ30文字以内に抑えると良いでしょう。
(上記の新タイトルの文字数は28文字となってます。)
STEP3:書き出しの文章を調整する
また、タイトルのみを変更しても、大きな効果が得にくい場合があります。
その場合は、「書き出し」の文章をはじめとした、記事の内容の調整も必要です。
今回はまず「書き出し」の文章を調整したいと思います。現在の記事がどのようになっているのかを確認すると
このようなシンプルな書き出しとなっていたとは。。。
これでは記事の概要が全く伝わりません。
書き出しの文章は、ユーザーがその文章を読んだだけで、記事の概要が把握でき、続きを読みたい!と思ってもらえる文章でなくてはなりません。
そして長すぎてもいけないので、200〜300文字程度が良いでしょう。
そのような点を考慮して調整すると。
旧:
読者の皆さんは「クリックジャッキング」という言葉をご存知でしょうか。
↓
新:
クリックジャッキングとは、ユーザーが利用するWebブラウザを悪用して、ユーザーに不利益をもたらすセキュリティ上の攻撃手法の一つで、近年その被害が増えていると言われています。その種類も多様化してきています。
この記事では、そのようなクリックジャッキングの被害から身を守るために、まずは具体的にどのようなもの攻撃事例があるのか?私たちがどのようなことに気をつけるべきなのか?普段インターネットを利用する方は確実に知っておくべき2つの注意点を整理しました。
どうでしょうか?このような文章にすることで、記事の概要がわかり、もう少し読んでみようかな?って思いませんか?
このような文章を「書き出し文」として書く必要があります。
ビフォーアフターで、イメージは下記のようになります。
画像もなるべく記事の内容に合うようなものにして、目立つようにタイトルを文字として入れました。
これにより更に読んでみようかな?っというような修正ができたかと思います。
2.調整後の効果
元々は、上記の画像にあるように、「クリックジャッキング」で調べて8.4位だったものが、このページに整理したような記事内容の調整の結果、約1ヶ月後には下記のように順位アップが実現しました。
順位 : 8.4位 → 5.8位に
クリック率:4.01% → 8.6%
クリック率も約2倍となりました。
この調整だけで、2倍の効果が得られる記事になったわけですね。
さらに上位表示を目指したいところです。
そしてその副次的な効果として「クリックジャッキング 事例」というキーワードでも2.2いに上位表示されるようになり、誘導を得られるようになりました。
このような形で実際にこの記事への誘導数としては、
「51」出会ったものが「106(=86+20」と、2倍以上の誘導数を実現できたわけですね!
記事調整の重要さがわかっていただけたかと思います。
3.順位アップの重要性:検索順位の違いによるクリック率の違い
検索結果の1位に表示されるとどのくらいのクリック率があるかわかりますか?
検索の1位に表示されるのと、2位3位に表示されるのでは、サイトへの誘導数(クリック数)が大違いです。
その違いは、
キーワードによっても異なって来ますが、
1位表示で 30〜40% クリック率が高いものでは50%以上のものもあります。
そして2位以下になると、10%以下となってしまうのです。
上記画像にあるものでは、
4番目のキーワード(クエリ)では、表示回数(検索数)が1588回もあるのに、順位が3.1位のためにクリック率が10%以下となりクリック数が156しかありません。
それとは逆に3番目のキーワード(クエリ)では、確実に1位に表示されていることにより、クリック率が34.4%。表示回数(検索数)が593ととても少ないのに204回もクリックされており、4番目のキーワードよりも多く誘導ができていることがわかります。
このように、検索順位1位を目指すことにより、大幅なクリック率アップが見込めますので、記事の調整によりぜひ1位表示を目指してくださいね。
まとめ
今回の記事の内容をご覧いただいた方には、SEOにおける既存記事の調整の重要性がわかっていただけたかと思います。
新たな記事をどんどん作ることも重要ですが、既存の記事を見直してアクセスアップを図ることも重要!
その方法は
1.調整すべき記事を見つけて
2.タイトルを調整(キーワードをしっかりと入れる)
3.書き出し文の調整(読んでみようかなっと思われる文章にする)
この3ステップで確実にこれまでよりも上位表示を目指せますので、ぜひ実施して見てください。
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