ホームページを使って、ブランド認知や商品販売といった目的を達成するには、「集客に強いホームページ」を作ることが必要です。
ホームページを作る目的は企業や事業者ごとに異なりますが、集客に強いホームページを持つことは事業の成長に直結します。
集客を行うほど商品が売れたり、たくさんの人が集まったりと、ホームページの効果を高めるためには集客に強い状態を維持することが大切です。
ここでは、集客に強いホームページを作るコツを紹介します。また、これからホームページを作る人や、既に持っている人に向けた個別の対策も紹介します。
集客に強いホームページの全体像を把握し、事業の成長に向けて取るべき行動を明確にしていきましょう。
集客に強いホームページとは?
ホームページは様々なツールと連携することで、集客に強くなっていきます。
これまでのホームページ集客は、コンテンツを作り、公開することである程度の成功を見込めていました。
昨今では、従来よりもより複雑な対応が必要となっており、正確な分析と適切な戦略を立てることが求められています。
ツールを適切に使用し、ホームページにどのような効果を期待するか明確にします。また、訪問者はどのような人物なのか“ペルソナ(後述します)”といったことを設定し、ホームページの集客力を高めていきます。
ホームページと連携すると集客に強くなるツール
集客に効果が期待できるツールを一覧にしました。具体的にどのようなツールがあり、導入コストがどれくらいかかり、効果が出るまでの期間はどの程度なのか把握することが欠かせません。
ホームページの集客効果を高めるために、まずはツールの全体像を理解しましょう。
客期待値 | 期待できる効果 | 必要な予算 | 効果が出るまでにかかる期間 | 商品販売への期待度 | |
---|---|---|---|---|---|
SNS集客 | ★★★★★ | ブランド認知 | 無料から | 1カ月から半年 | 40% |
プレスリリース | ★★★★ | ブランド認知 | 有料 | 数カ月 | 40% |
動画広告 | ★★★★ | ブランド認知 | 無料から | 1カ月から半年 | 40% |
リターゲティング広告 | ★★★★ | 商品販売 | 有料 | 1カ月から半年 | 80% |
リスティング広告 | ★★★★ | 商品販売 | 有料 | 数カ月 | 80% |
Googleビジネスプロフィール | ★★★★ | ブランド認知 | 無料から | 1カ月から半年 | 40% |
SEO | ★★★ | 商品販売 | 無料から | 半年から1年以上 | 80% |
アフィリエイト | ★★★ | 商品販売 | 有料 | 半年から1年以上 | 60% |
ブログ | ★★★ | ブランド認知 | 無料から | 半年から1年以上 | 40% |
ディスプレイ広告 | ★★★ | ブランド認知 | 有料 | 数カ月 | 40% |
SNS広告 | ★★ | ブランド認知 | 有料 | 数カ月 | 40% |
セミナー(ウェビナー) | ★★★ | 商品販売 | 無料 | 半年から1年以上 | 60% |
メールマーケティング | ★★★ | 商品販売 | 無料から | 半年から1年以上 | 60% |
比較サイト | ★★★ | 商品販売 | 有料 | 数カ月 | 60% |
純広告 | ★★ | ブランド認知 | 有料 | 数カ月 | 40% |
LINE@ | ★★★ | 商品販売 | 無料から | 半年から1年以上 | 60% |
インフルエンサー | ★★ | ブランド認知/商品販売 | 有料 | 数カ月 | 60% |
チラシ・ポスティング | ★★★ | 商品販売 | 有料 | 1カ月から半年 | 60% |
ダイレクトメール | ★★★ | 商品販売 | 有料 | 1カ月から半年 | 60% |
集客に強いホームページだと見込める効果
集客ができるようホームページを強化することでさまざまなメリットを得られます。
主な利点は、上記で述べた「ブランドの認知向上」と「商品の販売(コンバージョン)」です。
ツールとの連携や広告出稿などを積極的に行うことは、事業規模を大きくする支えになります。
例えば、大きなコップに水を注いだ際に、どんなに美しい容器であっても、注ぐ水自体が少なければ容器を満たすことはできません。
コップはホームページのことで、水は集客を意味しています。
具体的にどのようなメリットがあるか確認していきましょう。
問い合わせや資料請求などが増える
集客に強いホームページでは、人が集まれば集まるほど、問い合わせや資料請求が増えていきます。
店舗にお客様が足を運ぶことでビジネスが動き出すことと同じように、ホームページに人が集まると問い合わせや資料請求の件数が増えていきます。
SNSなどで拡散されれば更に集客に繋がる
ホームページが集客に強いと、SNSなどで話題になった際に、ブランド認知や商品販売にブーストがかかります。
TwitterやInstagram、TikTokといったSNSの普及により、ある日突然と商品や企業に注目が集まる現象が増えています。
集客に強いホームページを作っておくことで、注目された際に集まってきた人の流れが、適切にビジネスの成長に繋がります。
集客に強いホームページの作り方
ホームページを集客に強くするにはいくつかのコツを理解しておく必要があります。
ホームページのコンテンツや役割、競合サイトといった、自社だけでなく他社や利用者など全方位への視線が欠かせません。
ここではホームページの集客力を上げるために必要な視点と、具体的にどのような施策を行うべきかをまとめました。
自社のケースではどのような形になるか当てはめて、イメージしてみてください。
始めに理解しておこう!業種・目的によって違う作り方
ホームページは業種や目的によって作り方がまったくことなります。
例えば同じ製造業であっても自社のブランドを認知してもらいたいと、製品を売りたい場合では、ホームページの作りが大きく異なります。
また、同じ製品を売りたい場合であっても、企業向けに販売する場合は資料請求の問い合わせページを作り、個人向けに販売する場合は直接購入できるページを作るなど、情報公開の方法に違いがあります。
製造業のホームページ
製造業では技術力の信頼が何より大切です。きちんとした高い技術を持っていることを伝えるために実績を公開します。また、独自技術を持っている場合は、強みになるためアピールしておくとよいでしょう。
通販サイト
一般消費者を対象にした通販サイトでは、高いコストパフォーマンスが売りになります。
自社のサイトで買うことがお得であることを根拠と共に伝え、自社製品を購入することで得られるメリットや効果を紹介しましょう。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは「ブランドの認知」または「商品の販売」、どちらに注力するかを選択する必要があります。ブランド認知を重視する場合は実績や事例を紹介し、商品販売を積極的に行いたい場合は自社から購入する利点を伝えていきます。
人材募集サイト
応募者と企業のマッチング率を高めるために、働く社員の声や雰囲気を紹介していきます。インタビューや現場の様子を伝えることで、長期にわたり懸命に働く社員と出会いやすくなります。
士業のホームページ
得意な分野や、効率が良く増やしていきたい案件を中心に実績を紹介していきます。また、実績件数や事例だけでなく、実際に利用した人の声を紹介することで、ホームページに訪問した人が共感を得るので、問い合わせに繋がりやすくなります。
ライバルを知る
インターネットでは事業所が位置する地域に関係なく、すべての情報が比較されやすくなります。自社と同じビジネスを行う企業の情報は、定期的に確認しなくてはなりません。
自社と同じキーワードを狙ってSEO施策やリスティング広告を行うホームページや、自社と似た製品の販売や人材募集を行っているホームページを確認します。どのようなコンテンツを持ち、商品販売やブランド認知の方法はどういった形式であるか見ておきましょう。必要に応じて自社サイトにも同様のスタイルを取り込みます。
目的とペルソナを設定する
「目的」とは、集客した人に取ってもらいたい行動のことを意味します。例えば、商品の購入や自社のブランドを知ってもらうといったことです。
「ペルソナ」とは、理想的な顧客のことをいいます。性別や年齢、年収や居住地など、実在する人物のように明確に定義することで、ホームページのビジュアルや言葉の表現などを検討しやすくなります。
コンテンツを作成する
ホームページのコンテンツは基本的に、“ペルソナ”を意識して制作します。どのような人が、どのような情報を求めているのかを明確にすることが欠かせません。
ペルソナを惹きつけるコンテンツ
ホームページのデザインと内容は、いずれもペルソナに合わせて作ります。
高齢者向けであれば文字は大きく、ビジネスマン向けであればスタイリッシュな見た目にするなど、ビジュアル面の考慮も行います。
どういったキャッチコピーが刺さりやすいかもよく検討しましょう。
商品・サービスを魅力的に見せるコンテンツ
他社と比べて安い、他の企業ではまねできない技術力があるといった、アピールポイントを提示しましょう。
コンテンツ内で他社の名前を出すことはなくとも、競合他社と比較した情報を提示することで、自社の商品やサービスが秀でている点が明確になります。
「当社のECサイトは送料無料です」「当社の製品は独自の技術によって製造されています」など、自社が持つ競合優位性を紹介することで、顧客は「ベネフィット」を感じることができます。
ユーザビリティの高いコンテンツ
ユーザビリティの高いコンテンツとは、情報がきちんと整理されていることをいいます。
情報をわかりやすく、読みやすくするために、デザインや文章を整えることが欠かせません。
また、PCとスマホ表示どちらにも対応したレスポンシブデザイン、ページの表示速度なども見落とさないようにしましょう。
最新情報の発信をし更新していく
ホームページが完成した後も定期的に情報を更新しましょう。
プレスリリースやブログ、企業の活動状況など、頻繁に更新するほど、訪問者は安心を得やすくなります。
ホームページを制作した時点での完成度が高い場合でも、更新を行わずに放置されていると現在は使われていない可能性を疑われます。その結果、訪問者が問い合わせや商品購入を行うハードルが高くなってしまいます。
【これからホームページを作る人向け】集客を強くする方法
これからホームページを作る人が集客力を上げるために大切なことは主に2つです。
1つは、自社ホームページの目的地を定めることです。他社と比べてどれくらい優れたアクセスを集める必要があるのか、検討しましょう。商品の魅力をどのように伝え、結果として目的(前述した「目的(認知度向上や商品販売)」)をどの程度まで達成できるのか決めておくことで、ホームページの集客力を伸ばしやすくなります。
2つ目は、目標となるホームページを持つことです。1つでも複数でも構いませんが、理想とする最先端のホームページを定期的に確認することで、自分のホームページに必要なものを確認していきましょう。
同じ業種(競合になる)のホームページをチェックする
競合サイトを確認することで、ブランド認知度を上げる工夫や、効果的な商品の販売方法を学ぶことができます。
検索エンジンからの集客に力を入れる場合は、検索結果で上位に表示されているホームページを研究します。リスティング広告に力を入れる場合は、特定のキーワードとホームページのコンテンツをどのように関連付けているのか考えてみます。成功しているホームページは定期的に確認しておきましょう。
集客に成功しているホームページを真似する
成功しているホームページからは集客方法やコンテンツの作り方など、学ぶことがたくさんあります。
うまくいっているかどうか判断するには、ホームページ制作会社の実績を確認するとよいでしょう。多くの事例を掲載している制作会社は、それだけたくさんのノウハウやアイデアを持っています。自社と同じ業種や似た商品を取り扱っているホームページを実績から探し、自社ホームページに取り入れられそうか考えてみましょう。また、信頼できるホームページ制作会社であれば、制作を依頼してみることも検討してみてください。
【既にホームページを持っている人向け】集客を強くする方法
ホームページを持っている人は、現在の状況をよく確認し、必要な施策やツールを慎重に検討します。
既にホームページを運用している場合は、成功している点と改善が必要な点が混在している場合がほとんどです。
序盤で述べたように、ホームページの集客力を強くするには、正確な分析と適切な戦略を立てることが欠かせません。
今のホームページを診断する
まず最初にするべきことは、自社のホームページ診断です。コンテンツは意図した通りに集客できているか、商品販売などの目的に合った導線が作られているかなど、詳細に確認することで問題点が浮き彫りになります。
競合他社を知って比較する
ホームページの集客力の強さは、相対的なものです。自社ホームページがどんなに完璧だと思っていても、競合他社の集客力が高ければ改善が必要です。自社の外側にも目を向けて、ホームページがどの立ち位置にいるのか把握しましょう。
自社サイト診断・競合診断を元に、改善・改修を繰り返す
現状のホームページの診断、競合他社の調査を終え、浮かび上がってきた問題点を解決していきます。
既にホームページの運用をしている場合、大きな改善が必要になることもありますが、多くはキーワードやデザインの変更といった細々とした作業が多くなります。例えばキャッチコピーを一部だけ変更してみたり、商品購入のボタンの色を変更してみたり、細かな作業を少しずつ改修していきます。
改善点を列挙していくだけでも一苦労になる場合があるため、「サイト調査レポート」を作成してもらう方法も考慮してみてください。無料で様々な調査結果を出せるため、どこから手を付けていいかわからない場合は活用してみるのがおすすめです。
https://seeds-create.co.jp/survey-report/
集客に強いホームページを継続していく方法
ホームページが集客に強い状態を維持するには、定期的な現状分析と改善・改修が欠かせません。
ホームページは時間をかけて制作するものなので、完成すると一安心してしまいがちです。ですが集客に強いホームページを作るには、更新を続けていくことが必要です。
デザインのトレンドが毎年変化したり、競合他社のホームページが集客力を高めたりと、状況は刻刻と変わっていきます。具体的にどのように対策をするべきなのか簡単におさえておきましょう。
SEO対策をする
検索エンジンで上位に表示されるための施策を「SEO対策」と呼びます。商品名やサービス名で検索した際に、自社のホームページが上位に表示されていれば、自然と集客力は高くなります。
継続的にSEO対策を行うためには、キーワードに合わせたコンテンツの制作や、既存コンテンツの改修などが必要です。
SNSが普及した時代であっても、商品購入や職探しのために検索する人はたくさんいるため、SEO対策は継続的に行っていくとよいでしょう。
ホームページとSNS、広告、メディアを連携する
序盤で紹介したツールの連携も欠かせません。プレスリリースやブログ、動画・リターゲティング・リスティングといった広告など、多様なツールを活用することで、より多くの人をホームページへ呼び込むことができます。
集客の実効果を確認し、改善・改修を繰り返す
集客のための施策は、効果測定を行うことで、継続するか取りやめるか判断します。
一例ですが、リスティング広告で販売効果が高いキーワードを見つけた場合は、予算を増やして広告出稿を行うなどが考えられます。逆に、リスティング広告が狙った目的にそぐわない場合は出稿を停止し、動画広告に取り組むといったこともあり得ます。
集客に強いホームページを作る際の制作会社を選ぶコツ
ここまで見てきたように、集客に強いホームページを作るためには、たくさんの抑えておくべきポイントがあります。
取り組むことが多すぎて着手ができそうにない場合は、制作会社に依頼することで、迅速かつ効果的にホームページの集客力を高めていくことができます。
制作会社を選ぶ際のコツは、ホームページ制作の全般を取り扱っている会社を選ぶことです。制作しか行っていなかったり、広告やメルマガ運用しか請け負っていなかったりする会社では、ホームページ全体の改善が行えないためです。
シーズクリエイトでは、ホームページの制作だけでなく、SEO対策やインターネット広告など幅広くサービスを提供しています。優良ホームページ制作会社を紹介する「優良WEB」にて、「柏市のおすすめホームページ制作会社10選」として紹介された実績もあります。
サイトhttps://seeds-create.co.jp/
集客に強いホームページを作る際の注意点
集客に強いホームページは、定期的な改善を重ねることが欠かせません。
Googleアナリティクスなどの解析ツールを導入し、各コンテンツやホームページ全体が目的をきちんと達成できているかを繰り返し検証していきます。
インターネットや顧客のトレンドを把握し、最新のデータをもとに改善することで、ホームページは集客に強くなっていきます。
集客に強い状態を築くためには、定期的な分析と改善が必要であることを忘れないでおきましょう。
まとめ
集客に強いホームページは、事業の成長を促進する強力な武器となります。
ホームページを持っているにも関わらず、うまく事業の成長ができていない場合は、集客に強い状態が作れていない可能性があります。
また、これからホームページを作る場合は、集客に強いホームページを意識することで、心強い武器を築くことができます。
既に持っている、あるいはこれから制作するホームページで、どこに注力するか検討することから始めてみましょう。正確な分析と適切な戦略を立てることが、ホームページの集客を強固にします。
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