Googleサーチコンソール|スマホ版クロールエラーで確認すべき4項目

こんにちは。koyamaです。
皆さんは、Googleサーチコンソールで「スマートフォン版のクロールエラー」を確認していますか?
“ユーザーに優しいサイト”を目指すには、このスマートフォン版のクロールエラーの確認が必須らしいですよ!

今回は、環境の違いによって変わるクロールエラーの確認すべきポイントについてまとめます。
※フィーチャーフォンも閲覧環境の1つですが、PCやスマートフォンと比べて母数が小さいので、今回はスマートフォンのみを扱います。

スマートフォン版クロールエラーを確認しよう

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スマートフォン版のクロールエラーの確認方法は下記です。

  1. Googleサーチコンソールのダッシュボード
  2. 【クロール】をクリック
  3. 【クロールエラー】を選択
  4. 【スマートフォンタブ】を選択

エラーレポートは、以下の4種類とGoogleが公式発表しています。

  • サーバーエラー
  • 404エラー
  • 間違ったリダイレクト
  • ブロックされたURL

では、それぞれエラーの内容についてみていきましょう。

サーバーエラー

サーバー側の問題によってエラーになっているページです。
HTTPステータスコードとしては500番台のものにあたり、プログラムのミスや、サーバー自体がダウンしている可能性があります。

404エラー

404エラーと、ソフト404エラーの2種類があります。

  • 404エラーは「見つかりませんでした。」と表示されます。
    内部リンクやサイトマップ上にあるページが実際には存在しない場合に出るエラーで、記事の削除や変更を行った際に出ます。
  • ソフト404エラーは、プログラムの自動生成などで作られたページに出るものです。

どちらのエラーもそのままにしていてもSEOには影響がないと言われていますが、UXの低下や被リンクの分散などを起こすので余力があれば修正したいところです。

間違ったリダイレクト

このエラーが一番注意すべきエラーです。
スマートフォンでデスクトップ向けの特定ページにアクセスした際に、スマートフォン版の特定ページではなくトップページにリダイレクトされてしまう場合など、間違ったリダイレクトと判断されます。
対応する各ページにリダイレクトするように修正する、パソコンでもスマートフォンでも同様に表示されるようレスポンシブウェブデザインを利用するなど対策をする必要があります。

ブロックされたURL

クローラーがrobot.txtによりブロックされている場合に表示されます。
意図的にブロックしている場合は問題ありませんが、設定ミスでブロックされてしまっている場合は修正する必要があります。

意識するべき“ユーザーエクスペリエンス”

近年のWebサイト運営において、スマートフォンユーザーのUX(ユーザーエクスペリエンス)を意識する重要性が高まっています。
従来Webサイトはパソコンで閲覧されるものでしたが、スマートフォンの爆発的な普及により、スマートフォンユーザーの存在は無視できないものになりました。

約70%はスマホからのアクセス

ニールセンの調査によると、Web閲覧環境の約70%がスマホからのアクセスであることがわかっており、従来のPCとの関係性は逆転しています。
スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にはPCを超える可能性|nielsen
つまり、スマートフォンユーザーのUXを上げるためにも“スマートフォンユーザーにとっての快適なWebサイト環境”を作っていく必要があるのです。

Googleのスマートフォンに対する考え

2011年にGoogleは、スマートフォン版のGoogle bot-Mobileを導入しました。次いで2013年には、Googleサーチコンソールのクロールエラーセクションに、スマートフォン用のタブを加えました。
どちらもスマートフォンの利用率の増加によるもので、Googleも公式で「スマートフォンユーザーの体験を低下させるサイトの評価を下げる」と発言しており、スマートフォンユーザーのUXを向上したいという狙いがみえます。

まとめ

Googleはユーザーの動向を観察し、いかにUXが向上するかを常に研究しています。
今回はスマートフォンに絞って閲覧環境の違いによる注意点を説明しましたが、Googleの考え方は一貫してユーザー視点に立ったものです。

  • Webサイトで収益を上げるためSEO順位を上げる。
  • SEOを上げる為にGoogleの評価を上げる。
  • Googleの評価を上げる為にUXを向上させる。

Webサイト運営において、どうしても私たちの考え方は上記のようになりがちです。(反省…)
常にユーザー視点に立ち、UX向上を考えることで“自然と”評価され、それに伴い収益が上がってくるのかもしれませんね。