こんにちは、ベルデです。複数のネットショップ運営の現場に身を置いています。
現在、楽天市場やYahooストア、amazonなどのネット通販モールには数え切れないほどのショップが軒を連ねています。
ほしいものを検索しても一覧には無数の商品であふれかえり、自分の求めているものを探し出すだけでも大変!
また、自分の商品を購入してもらいたくても検索結果で上位に表示されなければ、アクセスすらしてもらえません。
そんなときにあると強いのが「ブランド力」です。
ブランド力とはどんなものでしょう。
ショップのファンを作って儲ける仕組みとは
1.ブランド力ってどういうもの?
ネットショップにおけるブランド力について考えてみたいと思います。
ブランド‐りょく【ブランド力】そのブランドが持つ魅力。創業から培ってきた企業や製品に対する良いイメージ。「―を磨く」
引用:デジタル大辞泉
ブランドと言えば商品名が知れ渡っている知名度のある商品を主に指しますが、ネットショップの場合、商品そのものが知られていなくてもブランドがもつような魅力(=ブランド力)を作り上げることができます。
ブランド力があれば、
「買いたいときは先にこのショップをチェックする」
「新商品を楽しみにしている」
と思うファンであふれ、収益を伸ばすことができるでしょう。
ではそもそも「ブランド力」は何で測ることができるのでしょうか。
2.要チェック!ブランド力があるショップの特徴
実際にブランド力がどういうものを指すのか、考えられるポイントをいくつか挙げてみました。
もし自社商品やショップにブランド力があるかわからない場合、
下記の点に照らし合わせて判断してみてるとよいかもしれません。
上記の項目が多ければ、ショップにブランド力がついているということとなります。
必ずしもここにある項目すべてが必要となるわけではありませんが、
まだ十分ではない部分を強化していくことで、より多くのファンを作っていくことができるでしょう。
3.ブランド力を強化させる!5つのルール
ブランド力をつけるための具体的な強化ポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
3-1.安売りはしない
売れている他のショップと比較し、「安くすれば売れるかも」などと思ってはいけません。安易に値段を引き下げても、価格競争に陥ってしまい利益を増やすことが難しくなってしまいます。
安易に価格を下げることはやめ、付加価値をつけ「○○がプラスされているから他商品に比べて高い」ということをお客様に納得してもらうのが大事です。
たとえば、A社の商品が1000円安い場合、A社にはない品質の良さやこだわりのポイントなどを詳しく説明しましょう。
お客様は1000円高い理由がわかると、逆に商品に対する愛着や満足度も高まります。
「我が社のお客様は価格の安さだけを求めている層とは違う」
常にメインとなる購入層を意識していれば、価格競争に巻き込まれることはありません。
3-2.まず「品質がよい商品」であることが大事
商品の品質に自信がありますか?
肝心の商品がよくなければブランド力を上げることができません。
もし他社商品と比較してこれといって特徴がなかったり、品質も平均的なものであれば、まずはそこを向上させることが課題となります。
いま商品に特徴がなかったとしても、常に改善していけば問題ありません。
商品をバージョンアップする姿勢は、ものづくりに対して真摯であるとお客様がうけとめ、企業イメージがぐんと良くなっていきます。
3-3.商品画像に力をいれる
まずは商品が明るく映っている写真を用意しましょう。
そして、その商品を実際に使用している場面の商品画像に力をいれるとよいです。
また商品画像をうまくトリミングすれば、より魅力的にアピールすることができます。
お客様は商品を実際に手に取ることが出来ないので、商品写真でそれ以上の価値を知ってもらうことが大事です。
商品のよさを写真で最大限に引き上げましょう。
3-4.生活の質を上げる提案をし続ける
「ブランド力」のあるショップは単なる商品販売だけではなく、ライフスタイルの向上までも提案しています。
その提案方法は、理想の生活で使うであろう小物やインテリアの一部を商品画像の中に入れる方法です。
誰とこんな場所でこんな時に使いましょう、を視覚的な情報として画像で提案します。
お客様の頭の中に
「いいなぁ、こんなひとときを過ごせたらなぁ」
「こんなオシャレなインテリアにしたい」
と思わせる、スタイリッシュな画像がよいでしょう。
また、コンテンツの一つとして、ライフスタイルの提案を特集してもよいでしょう。
この商品を購入すれば憧れの生活の一歩を踏み出せる、そう思ったお客様がファンとなりチェックしてくれることとなるでしょう。
3-5.商品発売までの「ストーリー」を提示する
高くなってもお客様の為に品質を追求しました…というこだわりや
商品開発までの秘話、ここだけは譲れない!職人や作り手のポリシーなど
ページに入れると、商品への思いが伝わってきます。
商品を手にするだけではわからない、こだわりの情報を入れることができるのはネットショップならではの大きなメリット。
商品へのこだわりが多ければ多いほど、その熱が伝わります。
まとめ
今回はブランド力について考察してみましたが、いかがでしょうか?
前回ネットショップ運営・3つの成功の秘訣について書いたのですが、早くもハードルの高いテーマになっているのかもしれません。今までの運営経験とともに、実際に購入する立場の意見も織り交ぜながらまとめてみました。
筆者もファンになっているショップがいくつかあるのですが、上記「ブランド力があるショップの特徴」の項目はどれも当てはまっていました。
まずは自分が他ショップのファンになり、そこを参考にしていくのが近道なのかもしれませんね。
運営のヒントになれば幸いです!
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■売れなくて困っている方に─こうしてブランド力をつけよう編
- ファンを増やそう!ブランド力を上げるための5つのルール
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├ 経験談Vol.2:商品の良さを考える
├ 経験談Vol.3:商品が魅力的に見えるテクニックとは
├ 経験談Vol.4:あこがれの○○をゲット!の喜び
└ 経験談Vol.5:どうやって商品への思いを伝えるか
■初心者のためのサイト制作編
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