Googleアナリティクで見る直帰率の平均とは?

直帰率とは、1 ページしか閲覧されなかったセッションの割合です。
直帰率の平均は大体40%程度と言われていますが、業態によっても様々です。
今回はその部分と合わせて、同時に具体的な改善点をまとめていきたいと思います。

1.直帰率とは?

まず「直帰」とは、1回の訪問で、1回のページビューしかしなかった場合を指します。
「直帰率」とはその直帰数を全体の訪問数で割ったものとなります。
実際に見てみましょう。
【レポート→行動→サマリー】
 
samari
「ユーザーにとって欲しい情報がなく、すぐに引き返した」と考えることも出来ます。ですが、メディアサイトやブログの記事ページなどの1ページで完結しているページでは、直帰率は自然と高くなります。
「そのページを読んで問題が解決した」と言うように、ユーザーが満足して直帰したことも考えられるので、かならずしも直帰が多いことはダメなことではありません。

2.直帰率の目安と平均

一般的に直帰率の目安は40%程といわれていますが、厳密に決まっているわけでなく、飽くまで目安です。
直帰率が高いからって悪いサイトだと簡単に判断は出来ませんので悪しからず。
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調査対象のサイトのうち、ショッピングサイトの直帰率は平均56,8%であった。
同じく、ショッピングサイトのトップページにおける直帰率は平均44.8%であった。
同じく、ショッピングサイト以外(ブログ除く)の直帰率は平均56.1%であった。
同じく、ショッピングサイト以外(ブログ除く)のトップページ直帰率は平均42.5%であった。
つまり、ショッピングサイトも非ショッピングサイトもサイト内での直帰率の平均は56〜57%前後で共通している。
月間PV数が1,000以下の小規模のサイトは、直帰率が高くなる傾向がある。
健康食品、美容食品などのLPを多く持つサイトでは、直帰率が高くなる傾向がある。
※引用元→これは貴重すぎるデータ!あらゆるサイトの「直帰率」目安まとめ!

 

3.直帰率の改善

先にも述べたように、直帰率だけで判断するのは危険です。
かならずコンバージョンと合わして考えましょう。直帰率90%でもコンバージョンが取れているならコンテンツとしては成功していると考え、
逆に直帰率30%でも残り70%がコンバージョン無しなら、そもそものコンテンツを見直したほうが良さそうです。
コンバージョン、というかゴールが決まれば過程は重要じゃないです。ゴールありきで直帰率を見ていくと良いと思います。

1.LPのコピーを、PPC広告のコピーと同じにする。

直帰率を上げる1番大きな原因は、前ページで期待した内容が、ランディングページにない時です。これを防ぐには、前ページの広告コピーと同じ言葉を、LPのキャッチコピーでも使うことが、最も簡単な方法です。
言葉を同じにすること、これが大切です。同じ意味を伝えても、表現が変われば、違和感を感じるユーザーもいます。仮に全く同じコピーにしなくても、最低限キーワードは繰り返してください。これは鉄則です。
またディスプレイネットワーク等で、広告に画像を使っている場合、同じ画像をLP冒頭でも使用します。同じ画像を使うことで、正しいページに来たことをユーザーは、直感的に分かるからです。

2.LPコピーの訴求点を見直す。

最も大事なのは、キャッチコピーの訴求点です。LP冒頭に位置するコピーの訴求点が、ユーザーの関心と合致しているかどうか。ここが、直帰率を改善する1番大事なポイントです。
ユーザーが心の中で思っていることを、言葉にして繰り返してください。ここで共感がとれるかどうか。これが全てです。当然、どこまで対象ユーザーを絞り込むか、どこまで対象を広げるか、考えねばなりません。
検索ワード、広告のコピー、LPのコピー、この3つの整合性がとれ、なおかつ訴求点がユーザーの関心を、正しく捉えていること。これをしっかり考えてください。
楽をしようとして、意味の異なる検索ワードを、同じLPに着地させると無理が生じます。LP冒頭のコピーだけでも、検索ワードに合わせて下さい。きめ細かく対応すれば、直帰率は必ず下がります。

3.ダブルアクションに変える。

求めるアクションを1つに限定せず、もう1つ設定するのも、有効な方法です。これは直帰率というより、コンバージョンを上げる方法でもあります。
※引用元→ランディングページの直帰率は、これで改善できる!

まとめ

直帰率に関して理解できましたでしょうか?かならず他のコンバージョン数などと合わせて見ることをおすすめします。
ユーザーにとってがっかりする直帰なのか、嬉しい直帰なのか考える必要があります。