こんにちは。koyamaです。
前回「URLエラーの種類と対処法」について書いたので、今回は「インデックスステータス」についてまとめようと思います。
Googleサーチコンソールの「インデックスステータス」を確認しているWeb担当者は多いと思います。でも、“なんとなく”グラフを見るだけで満足していませんか?
それでは、十分な効果測定とはなりません。今回は、インデックスステータスで必ず確認すべき3項目についてご紹介します。
インデックスステータスとは?
Index Status(インデックスステータス)は、Webサイトが健全にGoogleにインデックスされているか確認できる指標です。
ダッシュボード内の「Googleインデックス」タブをクリックし、「インデックスステータス」から確認することができます。
グーグルにインデックスされていなければ、そのページは存在しないのと同義になってしまいますので、Webサイト運営にはかかせないことは明白です。
そこで今回は、インデックスステータスで確認すべき3項目を紹介します!
正しくインデックスステータスを確認し、Webサイト運営に役立てましょう。(私も頑張ります!)
初心者が必ず確認すべき3項目
1 インデックス数が順調に増えているか
継続的に更新をしているサイトであれば、通常インデックスは右肩上がりになります。
そうでない場合には、公開しているページになんらかの問題があります。よくあるケースが下記の2例です。
クローラーがページにアクセスできていない
robots.txtやnoindexタグなどの設定を見直す必要があります。
- robots.txt:クローラーの巡回自体を防ぐもの
- noindexタグ:巡回自体はするが、インデックスされることを防ぐもの
どちらもクローラーにサイトを効率的に巡回させるのに有効ですが、設定を間違えると逆効果になります。
コンテンツの内容が薄くGoogleに無価値と判断されている
クローラーが巡回しているにもかかわらず、そのページに価値がないと判断されるとインデックスされません。
ユーザーにとって有益な情報が書いてあるか、コンテンツの見直しが必要です。
2 インデックス数が急激に増えていないか
更新数に対してインデックス数が不自然に増えていないかも確認する必要があります。急激な増え方をしている場合は、下記の様な可能性が考えられますので、確認してみましょう。
動的ページがインデックスを増やしている
動的ページにより自動生成されたページがインデックスされている可能性があります。これを放置してしまうと、Googleにコピーコンテンツとみなされてしまう、被リンクが分散してしまうなどSEO悪影響を及ぼします。
この様な状態を避ける為には「canonicalタグ」を活用しましょう。
canonicalタグにより、重複ページのうち1つをインデックスさせ、SEO効果をその1ページに集めることができます。
ハッキングを受けている
ハッキングを受けて、インデックスが大量に生成されているケースもあります。早期発見が被害を最小に止める策になるので、こまめにチェックをしましょう。
3 インデックス数が急激に減っていないか
急激な増加同様、急激に減少している場合も、何らかのトラブルが発生していることが考えられます。下記項目を参考に、確認を行いましょう。
ちなみに、トラブル以外にも、Googleのコンテンツに関する考え方の変更によりページが評価されなくなっている可能性もありますので、注意が必要です。
サイト自体に問題がある
クローラーがページにアクセスできないとインデックスから削除されます。
- サーバーに負荷がかかりアクセスできない状態になっていないか
- robots.txtやnoindexタグによるブロックがされていないか
- リダイレクトに問題はないか
- セキュリティに問題はないか
上記項目を確認しましょう。
健全にページにアクセスできるようになると、インデックスも自然に戻ります。
Googleのエラー
過去にGoogleのエラーによってインデックス数が一時的に減ることがありました。サイト自体に問題がなければ、Googleのエラーの可能性もあります。その場合は、数日間でもとに戻ります。
日頃から確認し、正常値を把握しておこう
Webサイト運営には、SEOが大きく影響します。
SEOを強化する為にはグーグルにインデックスされる必要があります。そしてインデックスされているか確認する為には、インデックスステータスを適切に見る必要があるのです。インデックス数が増えるだけでアクセスが増えるわけではありませんが、インデックス数が増えない限り、アクセスを集めることはできません。
また、急激な増加・減少に気づくためには、「正常値」を知っておく必要があります。トラブルの早期発見のためにも、常日頃からインデックスステータスを確認しておくことが大切です。
次回は、「WEB担当者が必ず覚えておくべきHTTPステータスコード」についてまとめます。
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