こんにちは。koyamaです。
今回は、Googleサーチコンソールの「検索アナリティクス」についてまとめます。
- 各項目は何を示しているのか
- 項目を組み合わせることでどのようなデータが分かるのか
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
検索アナリティクス内の単語
検索アナリティクスでは「クエリ」に対して「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」を見ることができます。まずはそれぞれの単語の意味から理解していきましょう。
- クリック数:ページがクリックされた回数
- 表示回数:検索結果にページが表示された回数
- CTR:表示された回数に対するクリックされた回数の割合
- 掲載順位:検索結果の表示順位
- クエリ:検索結果にページが表示される時に使われたキーワード
以上5項目を活用することで、Webサイトの問題点を突きとめることが可能です。
検索アナリティクスで分かること
クエリ
Webサイトの、どのキーワードが検索されているかを示します。
クエリを見ることで、検索されているキーワードの把握ができますので「狙ったワードは検索されているのか」「どのワードに需要があるのか」などを確認する事ができます。
掲載順位×クリック数
タイトルに“引き”があるのかが分かります。
“掲載順位は高いのに、クリック数が少ない”場合、タイトルに引きがない=クリックしたくなるようなタイトルではないということが考えられます。ユーザーがクリックしたくなるようなタイトルに変更しましょう。
掲載順位×表示回数
検索ボリュームが少ない可能性が考えられます。
“掲載順位は高いのに、なかなか表示されない”場合、キーワード自体の検索ボリュームが少ないケースが考えられます。
これは決して悪い事ではありません。“ロングテール”といい、長期的にアクセスを集めるページになり得るので、しっかりとキープしておきましょう。しかし、ロングテールだけではアクセスを集めることはできませんので、検索ボリュームの多いキーワードとうまくバランスをとることが重要です。
表示回数×CTR
掲載順位×クリック数同様、タイトルに“引き”があるのかが分かります。
“表示回数が多いのに、CTRが低い”場合も、タイトルに引きがないことが考えられます。
しかし表示回数が多いということは、検索ボリューム自体は大きいということです。そのページをしっかりと育てていくことで、アクセス数を支えるコンテンツになるかもしれません。
その他の項目で分かること
クエリ以外にも、「ページ」「国」「デバイス」「検索タイプ」「日付」などの項目があります。
ページ
自社サイトの中でどのページが一番検索流入を稼いでいるのかが分かる
デバイス
PCとスマホそれぞれのCTRを確認できます。近年Googleでは、スマホユーザーのユーザビリティを重要視している為、Webサイトの評価に大きく関わる項目です。
日付
掲載順位・CTRの規則性や、周期を把握することができます。
検索アナリティクスは“組み合わせ”が重要
この様に、Googleサーチコンソールの検索アナリティクスから、Webサイトの流入に関して様々なデータが確認できます。
重要なことは、項目の組み合わせを考えることです。複数項目を組み合わせることによって、サイトのウィークポイントを多角的に分析することができるのです。
Googleアナリティクスよりも詳細に
Webサイトのアクセス解析ツールとして一般的なものが、「Googleアナリティクス」です。
- Webサイトがどのくらい閲覧されているのか
- 目的の行動(コンバージョン)に達した割合はどのくらいか
などなど、ある程度の情報はGoogleアナリティクスで確認ができます。
しかしそのWebサイトが、“ユーザーからどのように検索をされているのか”を知る為には、Googleアナリティクスだけでは不十分です。
検索キーワードに関しては、Googleアナリティクス上では「not provided」と表示され、具体的にどのようなキーワードでサイトへたどり着いているのかが分かりません。これは、ユーザーの“プライバシー保護”の観点から、SSL通信を通すと検索結果が傍受出来ない仕様となっている為です。
まずは検索アナリティクスから始めよう
そこで有効な方法が、Googleサーチコンソールの活用です。
Googleサーチコンソールを使いこなすことは、Web担当者にとって避けては通れない道です。まずは、検索アナリティクスの各データを日々確認し、数値の変化を意識していくようにしましょう!
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