ホームページを作成するにあたり、SEO施策や広告運用などやるべきことがたくさんあります。
それと同じように、ホームページ作成では“やってはいけないこと”が存在します。
やってはいけないことを知らずにミスしてしまうと、せっかく作成したホームページが機能しないこともあります。
ここで紹介する「やってはいけない」基本ルールを把握して、ホームページを効果的に運用しましょう。
【方針と設計図】ホームページ作成でやってはいけないこと
ホームページ作成でもっとも多い失敗は「方針」と「設計図」についてです。
「方針」とは、ホームページを何のために作るか明確にすることです。
「設計図」とは、ホームページを誰のために作るか定義し、目標達成に必要な数値を定めることです。
方針と設計図を持たずにホームページ作成に取りかかることは、海に浮かんだ船が地図も目的地も持たないまま出発するようなものです。
ビジネスの成長に貢献するホームページにするために、まずは方針と設計図を固めましょう。
作成する目的がはっきりしていない
ホームページの役割はさまざまです。
企業の看板として製品を紹介することもあれば、人材を集めるために採用サイトとして活用することもあります。
また、自社製品を販売したい企業にとってはECサイトとして機能することもあります。
これから作るホームページは自社のどのような点に貢献するものなのか、明確に決めておきましょう。
目的は1つに絞られることもあれば、複数にまたがることもあります。
ホームページを訪問した人に、どのような行動を取ってもらいたいのか定義しましょう。
ターゲットが決まっていない
ホームページは誰のために存在しているでしょうか。
製品を販売するホームページであれば、男性向けか女性向けか、年齢はどれくらいかといったことを決めていきます。
明確に定義した訪問者のことを「ターゲット」といいます。ターゲットはできる限り、細かく設定します。
「都心の高校に通っている男子高校生(15歳から18歳くらい)で、レトロな色合いのスマホケースが好み」のような、生活スタイルや購入したい商品まで言葉で表現することが欠かせません。
目標数値を決めない
ホームページの効果を測定するために、数値で計測できる目標を立てましょう。
訪問者数、滞在時間、PV(ページビュー)数、といった具体的な数値です。
目標数値はホームページの成長段階に応じて変化します。開設したばかりで露出を増やす段階であればPV数を目標値にしたり、定期的にたくさんの人がアクセスしている場合は問い合わせ件数や購入件数を目標数値にしたりするとよいでしょう。
【建設・実装】 ホームページ制作・作成でやってはいけないこと
ホームページを組み立てる段階では、技術的な「やってはいけないこと」があります。
具体的にはSEO対策の一環として「パンくずリスト」を設置したり、ページ表示速度を向上させたりといった作業のことです。
ここで紹介するやってはいけないことは、自社でホームページを作成する場合だけでなく、制作会社へ依頼する場合でもチェック項目として活用できます。
無料のレンタルサーバーを使う
ホームページを設置するためにサーバーが必要ですが、利用料金は千差万別です。
月額3000円する場合もあれば、無料で使えることもあります。
“無料”と聞くと、ホームページ運営費が節約できそうですが、企業サイトとして利用する場合はデメリットの方が多くなりがちです。
サーバーの利用できる容量がとても少なかったり、利用できるドメインに制限があったりと、企業のホームページを置くには機能が不十分だからです。
月額1000円から3000円程度を目安に、有料レンタルサーバーを利用することをおすすめします。
URLを正規化していない
1つのコンテンツに対して、複数のURLが発生してしまうことがあります。
例えば、以下のように異なるURLのページがあったとします。
- https://seeds-create.co.jp/index.html
- https://seeds-create.co.jp/abc.html
URLは異なるのに、閲覧できるコンテンツが同じ状態になっていたとします。その状態が、URLの正規化が行われていいない状態です。
複数のURLで同じコンテンツが掲載されていると、ユーザーは混乱してしまいます。ユーザーへの配慮だけに限らず、SEO対策としてもURLの正規化は必須です。正規化を知らずに、検索結果の上位に表示されづらくなってしまっているケースもあるので、見落とさないようにしましょう。
SSL対応をしていない
データを暗号化することで、ホームページの情報を守るセキュリティ対策を「SSL対応」といいます。
SSL対応を施すことで、ホームページのURLの先頭部分が「https」となります。SSL対応をしていない場合は「http」と表示されます。
インターネットブラウザによっては、「http」(SSL非対応)のホームページにアクセスすると、「保護されていない通信」と警告文が出る場合があります。
技術的なことでありながら一般の訪問者からもひと目で安全かどうか判断されてしまうため、SSL対応は欠かせません
パンくずリストを設置しない
パンくずリストはホームページのどのページを閲覧しているか直感的に判断できるリストです。
例えば、「商品一覧」というカテゴリー内の「商品A」というページにアクセスしている場合、以下のように表示されます。
パンくずリストは訪問者がホームページの中で迷わないための道案内になるだけでなく、SEO対策としても効果があります。
ページ表示速度が遅い
訪問者がページを開こうとしてアクセスしてから、ページのコンテンツが表示されるまでの速度は改善することができます。
ページがいつまでも開かない状態になっていると、せっかくホームページにアクセスしてくれた人であっても、立ち去ってしまいます。
特に動画やたくさんの画像を使う場合は、ページが完全に表示される速度が遅くなりやすいです。使用する画像を軽量化したり、別の画像を使うことで、対策ができます。
モバイル(レスポンシブ)対応しない
パソコンだけでなく、スマートフォンでもホームページを見やすいようにデザインを改善することを「モバイル(レスポンシブ)対応」といいます。
従来の多くのホームページは、パソコンからの閲覧専用で設計されていました。
企業ごとのホームページによって状況はことなりますが、スマートフォンを使ってホームページにアクセスする人がほとんどです。
レスポンシブ対応をしていないホームページは、スマートフォンで閲覧すると文字が小さすぎて読みづらくなることがあります。
どんな端末からアクセスしても見やすいように、レスポンシブ対応は確実にしておきましょう。
マークアップが正しくない
ホームページはHTMLという言語を使って作られます。
「マークアップ」とは、HTMLを形式に合わせて記述することをいいます。
マークアップが正しく行われていないと、ホームページの見た目が崩れる、SEO対策で不利になるといったデメリットが発生します。
また、マークアップの記載方法にはさまざまな手順がありますが、できるだけ簡潔にすることで、ページ表示速度が改善されます。
【デザイン】 ホームページ作成でやってはいけないこと
「デザイン」という言葉を聞くと、単に見た目が美しいとかカッコイイといったことだけに意識が向いてしまいがちです。
ホームページ作成のデザインでは、美しさやカッコイイに加えて、インターネットの仕組みに合わせたデザイン設計が求められます。
見た目のまとまりや視認性・可読性の高さといった基本的なことから、使用できる機能などの技術面まで、幅広い注意点があります。
トンマナがばらばらになっている
デザインの雰囲気や色使いをまとめることを「トンマナ」といいます。トンマナとは「トーンとマナー」を省略した言葉です。
例えば配色であれば、リラックスした雰囲気であれば暖色を中心にしたり、スタイリッシュであれば寒色を活用したりと、設定したトンマナがホームページ全体に影響します。
前述した「ターゲット」がどのようなデザインに親しみを感じるかなど、ホームページの目的に合わせてデザインテーマを設定しましょう。
アニメーションの使いすぎ
CSSやJavaScriptなどを導入することで、ホームページにアニメーションを組み込むことができます。
たくさん使うことでホームページが賑やかになり、楽しい雰囲気を演出しやすくなります。その結果、訪問者が長時間ホームページを見てくれるかもしれません。
ですが、アニメーションを多用すると画面が騒がしくなりすぎて、訪問者が混乱してしまいます。適度なアクセントとして活用しましょう。
Flashを使っている
Flashはかつてインターネットで使用されていて、現在もFlashを使用しているホームページはたくさんあります。
スマートフォンではFlashが機能せず、Adobe Flash Playerは2020年12月31日にサポートを終了しました。
今後は廃れていく一方の技術なので、これから作るホームページにはFlashを導入しないようにしましょう。
セキュリティの脆弱性やSEO対策で不利になるなどの問題があるため、既にホームページを持っていてFlashを導入している場合は、別の方法に切り替えるなどの対応が必要です。
文字サイズの読みやすさを考慮しない
文字の大きさは、直感的に、拾い読みができる程度に調節しましょう。
小さな文字で余白を多くすることで、デザイン面では洗練されたように見えます。ですが、ホームページのテキストを丁寧にしっかりと読む人は多くありません。
ホームページの文字サイズは、デザインの美しさを重視しすぎず、実用面を重視しましょう。
デザインでターゲットの心地よさを無視する
ホームページのデザインでは、ここまでに繰り返し出ている「ターゲット」を重視します。ターゲットが好むデザインを意識することが基本です。
例えばターゲットを「都内に住んでいておしゃれなスマホグッズが欲しい女子高生」と設定しているのに、デザインでは「金融業界で働くビジネスマンに好まれそうなスタイリッシュな雰囲気」で作っていたとします。せっかく定義したターゲットが、ホームページにアクセスしてもすぐに立ち去ってしまうでしょう。
ターゲットが日頃から親しみを持つデザインを参考にすることで、購入や申し込みなど、設定した行動を取ってもらいやすくなります。
情報の見せ方にメリハリを付けない
ホームページのテキストでは、見出しや文字の大きさ・色を活用することで、情報に強弱をつけられます。
確実に伝えたいことは、文字を大きくして、さらに目立つ色を付けることで視認性が高くなります。
例えば雑誌をパラパラとめくりながら拾い読みをする人に情報を伝えるような感覚で、文字の大きさや色、見だしの置き方を検討してみましょう。
【コンテンツ】ホームページ作成でやってはいけないこと
「コンテンツ」とはホームページの中心となるものです。
具体的には、文章や画像といった、情報のまとまりのことをコンテンツと呼びます。
コンテンツがないとホームページは成立せず、コンテンツを増やしていくことで、ホームページは大きく成長します。
コンテンツはどんなものでもいいわけでなはく、きちんとした品質で充実した内容のコンテンツを用意しなくてはなりません。
中でも確実に避けなくてはならないコンテンツの注意点を確認しておきましょう。
画像の著作権を無視する
インターネットで見つけた画像をダウンロードして、自社のホームページで使うことは、著作権法の違反になってしまいます。
ホームページで使用する画像は必ず、自社で撮影したものを使用する、著作権の問題がなく使用できる画像を購入しましょう。ただし、自社で撮影した画像であっても、著作権で保護されているイラストを撮影した画像などは使用できません。
例外として、著作権フリーで提供されている画像があります。著作権フリーの素材を使う場合は規約をよく確認し、商用利用が可能か、クレジット表記は必要か、といった点などきちんと守って使用しましょう。
文章をコピーして盗用する
画像と同じように、文章にも著作権が存在します。他社のホームページや、書籍・雑誌などの文章をそっくりそのまま書き写してしまうと、著作権法違反になり得ます。
どうしても原文の記載が必要な場合、引用の範囲であれば、コピーして使用することができます。
引用する際は、出典を明記するだけでなく、掲載する範囲をあくまでも引用の範囲に留めなくてはなりません。少なくとも8割から9割はオリジナルの文章で構成し、補足として引用文を利用する程度にしておくと安心です。
画像が高解像度かつ特大サイズ
画面から大きくはみ出てしまうほどのサイズで、画像を掲載すると、ホームページの閲覧が難しくなります。
適切なサイズできちんと画面におさまるように、よく確認しましょう。
また、高解像度かつ大きなサイズの画像は読み込みに時間がかかり、コンテンツの表示速度が低くなります。訪問者にストレスを与えるだけでなく、SEO対策としてもネガティブになるため、画像の大きさは必要十分なサイズにしましょう。
長文で改行のないテキスト
ホームページに掲載される文章は、書籍の文章とは大きくことなります。
縦書きで表示される書籍などの文章では、行頭の字下げを行ったり、改行が少なかったりすることで読みやすさが増します。
横書きで表示されるホームページでは、文章を短く区切り、見出しや箇条書きを活用し、簡潔な文章にすることで読んでもらいやすくなります。
不正確・出典不明な情報の掲載
インターネットの世界は玉石混淆です。最先端の知識を持つ専門家の意見から、素人の主観的な主張まで、幅広い情報が混在しています。
自社の商品について発信する場合であっても、主張が不自然に偏っていないか、出典不明な虚偽の情報が含まれていないか、誇大な表現をしていないかなど、公平性を意識しましょう。
引用形式が間違っている
画像や文章を引用する際には、引用元の明記が必要です。
例えば書籍であれば、著者の名前と書籍タイトル、出版社、出版年、ページ数……のように詳細な情報を明記します。
画像を引用する場合は、引用元の名前だけでなく、URLをリンクするなど、提供元が指定している形式で表記する必要があります。
リンク先がわかりづらい案内文
ホームページ内、あるいは外部のホームページにリンクする際には、テキストできちんとリンク先を説明しましょう。
単に「こちら」とだけ表記してしまうと、どんなページへ誘導されているのかわかりづらいため、適切ではありません。
「商品Aの詳細情報はこちら」のように、リンク先をわかりやすく記載しましょう。
【セキュリティ】ホームページ作成でやってはいけないこと
自社のホームページを悪質な攻撃から守るために、セキュリティ対策は絶対に必要なものです。
商品売買を行うECサイトであれば、顧客情報といった非常に重要な情報を取り扱うため、細心の注意を払わなくてはなりません。
ホームページ管理の場面で覚えておきたいセキュリティ対策について簡単に確認します。
推測できるパスワードや使いまわし
ホームページを更新するためのログイン情報や、サーバーにアクセスするためにログイン情報を設定します。
IDとパスワードはできるかぎり複雑で、推測されないものに設定しましょう。
人為的に作成すると簡単な文字列になってしまいがちです。パスワード生成ツールを使い、ランダムに出力された文字列を用意しましょう。
CMSのセキュリティ対策を活用しない
ホームページを管理する際には大抵、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)といったツールを使います。CMSのなかでもよく使われるものがWordPressです。
WordPressにはプラグインといった仕組みがあり、簡単に機能を拡張できます。セキュリティ対策のためのプラグインが用意されているので、「SiteGuard WP Plugin」や「All In One WP Security & Firewall」など、積極的に導入していきましょう。
【SEO】ホームページ作成でやってはいけないこと
「SEO対策」とは、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されやすくするための施策をいいます。
SEO対策を施すことで、特定のキーワードで検索上位を獲得しやすくなります。
検索結果の上位に表示されているホームページは大手企業だけでなく、世間的には知名度が高くない企業のホームページが掲載されています。
検索上位に表示される理由は、検索エンジンから優良なコンテンツを掲載しているホームページと認識されているためです。優良なコンテンツを作るために、SEO対策のやってはいけないことを把握しておきましょう。
外部リンクを購入する
検索エンジンの仕組みにより、たくさんのサイトからリンクされていると、高い評価を得られる場合があります。
そのため、外部からリンクを受けるためのサービスが販売されています。
不適切なリンクを購入し、不当に検索結果の順位を操作しようとする行為は、検索エンジンからすると好ましくありません。そのため、ペナルティの対象となり、検索結果から弾かれてしまうことがあります。
不自然に外部リンクを増やすことはやめておくことをおすすめします。
隠しテキストでキーワードを詰め込む
ページ内に特定のキーワードが多く含まれていると、検索エンジンからの評価が高くなる時代がありました。現在の検索エンジンは、たくさんのホームページを評価するためのアルゴリズムが整っているため、キーワードを詰め込むことで検索順位が上がる効果は期待できません。
検索順位を上げるためにこっそりとキーワードを盛り込むために、背景の色と同色のテキスト文章を入れて、文字を入れる行為が「隠しテキスト」です。
隠しテキストはコンテンツとは無関係にキーワードを羅列しているだけなので、ペナルティを受けることがあります。
キーワードスタッフィングで特定のキーワードを詰め込む
「隠しテキスト」で紹介したように、狙ったキーワードを多く含んだコンテンツを掲載することで、検索結果の上位に表示されやすくなることがあります。
文章の流れを無視して、キーワードを大量に詰め込むコンテンツの作り方を「キーワードスタッフィング」と呼びます。
無理にキーワードを詰め込んだコンテンツは、SEOのスパム行為とみなされてしまいます。
meta keywordsに上位表示したいキーワードを入れる
ホームページの管理では「meta keywords」という機能で、コンテンツに関連するキーワードを設定できます。
適度にキーワードを入れて設定することは可能ですが、現在の検索エンジンではmeta keywordsの利用と上位表示は無関係であるとされています。
かつての検索エンジンで利用されていた機能が今も残っているだけのものだと考えられるものなので、meta keywordsに上位表示したいキーワードを詰め込むのはやめましょう。
たくさんクリックしないといけない複雑なホームページ構造
SEO対策の観点から、3クリック以内にすべてのページにたどり着けることが理想とされています。
特定のコンテンツに到達するために、トップページから3回クリックしても足りない場合は、構造を見直してみましょう。
すっきりとした構造のホームページは、検索エンジンから高く評価されるだけでなく、訪問者からしても快適で使いやすいホームページです。
ページごとの最適化をしていない
ホームページの内部に存在する各ページには、個別の「タイトル」や「ディスクリプション」を設定する必要があります。
コンテンツが異なっていても、タイトルやディスクリプションが重複していると、検索エンジンが同じページだと評価してしまい、どちらか一方のページしか評価しない場合があります。
また、ひどい場合には、検索エンジンから、同じコンテンツをたくさん掲載している悪質なホームページだと評価されてしまいます。
【制作会社選定】ホームページ作成でやってはいけないこと
ホームページの制作や運営は、社内だけで行うには作業量が膨大です。制作会社をうまく活用して、効率的にホームページを管理・運営していきましょう。
ホームページ制作会社にはそれぞれ得手不得手があるため、自社の要望にあった企業を選ぶ必要があります。
また、悪質な制作会社もまぎれているため、騙されないように基礎的な知識を備えておきましょう。
途中解約ができない業者を選ぶ
制作会社の多くは、ホームページ作成とあわせて運用管理の代行もしています。
作成した費用に加えて、運営するための費用が請求されます。しかしなかには、作成から5年間や10年間の管理契約が必要であったり、管理委託を途中で解約できないといった制作会社も存在します。
特に初回のホームページ作成費用が安い制作会社に依頼する場合は、運用にかかる費用と、契約年数が定められているか確認しましょう。
目標や予算に合っていない制作会社を選ぶ
デザインが得意な制作会社もいれば、コンテンツのSEO対策が得意な制作会社もあります。
また、どんなに優れた制作会社であったとしても、必要以上にリッチなコンテンツは不要です。予算がかさむだけでなく、期待以上の効果が得られないことさえあります。
ホームページの目標がしっかり定めることができれば、制作会社の有名無名はさほど重要な基準ではありません。自社が達成したい目標の規模にあった制作会社を選びましょう。
見積もり金額と契約内容に納得していないのに契約してしまう
見積もり金額が高い場合、金額の理由を聞いたり、別の制作会社にも同じような依頼をしたりして、見積もり金額が妥当であるか検討してみましょう。
逆に見積もり金額が想像していたよりも安い場合も要注意です。修正が聞き入れてもらえない、担当者と連絡が取れなかったりスケジュールが大きく遅れたりと、不都合が生じる場合があります。
見積もりを出してもらい、金額が納得いかない場合は比較するための行動を取り、冷静に検討してみましょう。納得しないまま契約してしまうとトラブルにつながりがちです。
使いづらいCMSを導入する
ホームページのコンテンツを管理するためにCMSの導入は必須ですが、基本的にはWordPressを選ぶことをおすすめします。
オリジナル開発のCMSや、あまり知名度が高くないCMSの導入を勧める制作会社もあります。場合によっては適切ですが、汎用性が低いCMSを導入してしまうと、ホームページの修正やリニューアルを別会社に委託できなくなってしまいます。
依頼先がどこまでやってくれるか分からないまま契約する
制作会社といっても千差万別で、対応できる実務に違いがあります。ホームページ作成では、構築からSEOまで一貫した制作会社に委託するのが理想です。
構築はA社に依頼して、広告はB社、SEOはC社……のように分散してしまうと、ホームページの基本情報を共有する手間が大きくなるだけでなく、情報の引き継ぎミスで思わぬトラブルが発生してしまいがちです。
シーズクリエイトでは上記の構築からSEOの対応はもちろん、広告運用やメールマガジンなどのマーケティング分野まで対応しています。
URLhttps://seeds-create.co.jp/
【無料ホームページ作成ツール】ホームページ作成でやってはいけないこと
ホームページは無料で作ることができ、個人事業主や零細企業などが活用している場合があります。
作成費用をとにかくゼロにする必要がある場合はやむを得ないものの、基本的には無料作成ツールを使うべきではありません。
広告やドメインの制限があり自社ブランドが築きづらくなってしまったり、プレミアム機能などで思わぬ費用がかかったりしてしまうことがあります。
ツールありきの運営で自社の目的達成を無視する
たいていの無料ツールには利用方法の制限があります。
例えばECサイトであれば、決済機能に制限や、クーポン機能が導入できないなどの不都合が起こることがあります。
企業ホームページであっても、動画埋め込みができない、SNSとの連携ができないなどの弊害があると、ホームページを狙い通りに運営できず、目標達成の妨げになってしまいます。
ホームページの運用を、無料ツールだけを使って対応できる範囲に留めてしまうと、成果がうまく出せません。その結果として、最悪のケースでは、ホームページが事業の成長にまったく貢献しないものになってしまいます。
独自ドメインのURLを使わない
無料ツールで作られたホームページでは、基本的に独自ドメインが使うことができません。独自ドメインが使えないということは、URLを通して自社を認知してもらえないということです。
例えば独自ドメインを使ったホームページのURLであれば「kaishabrand.com」となるところを、無料ツールでは「kaishabrand.muryotool.com」のようになってしまいます。URLに不要な文字列が含まれてしまい、ブランド名が不明瞭です。
ツールによっては有料プランを契約することで独自ドメインを使用できますが、無料ツールの有料プランを契約するメリットはほとんどありません。
他社の広告が入った状態で運営する
無料で使えるホームページ作成ツールを提供している会社は、基本的にビジネスとしてサービスを提供しています。
ホームページを無料で作成できる代わりに、広告をたくさん掲載することで利益を得るビジネスモデルがあります。
自社のホームページに、関係のない企業の広告や製品の広告が掲載され、最悪の場合では他社に利益を奪われてしまいます。企業のホームページとしては大きな機会損失です。
利用料や手数料に気付かずに無料ツールを使ってしまう
無料ツールの中には、初期費用がかからないだけで、利用料や手数料を請求される場合があります。
ECサイトであれば売り上げの一部を手数料として請求されることがあり、長期的に運営して売り上げが大きくなるほどコストも大きくなってしまいます。
長期的にホームページを運営し、事業を大きくしていくためには、システム利用料や手数料を請求する無料ツールは避けるべきです。
まとめ
ここではたくさんの側面から、ホームページ作成における「やってはいけないこと」を紹介してきました。
避けるべき事が多く、情報の整理が大変かもしれません。まず覚えておくべきことは、「品質の高いホームページを作ること」です。この一点がぶれなければ、適切なホームページを作成できます。
ホームページの品質が高い状態とは、ユーザー目線に立っている状態のことです。つまり、分かりやすさと使いやすさを追求したホームページです。
自社のホームページに自信がない場合は、ホームページ診断を利用してみて下さい。診断だけであれば無料ですので、気軽にお試しできます
URLhttps://seeds-create.co.jp/survey-report/
平日 10:00~18:00
(セールス目的のお電話はご遠慮ください。)