内部リンクと外部リンクの違いとSEOへの効果について

こんにちは。koyamaです。
SEOの強化を図る上で「リンク」は重要な資産であるということは周知の事実です。しかし、単に「リンク」と言っても、内部リンク、外部リンク、被リンク、発リンクなど、リンクの種類や目的をしっかりと理解し設置している人はそう多くありません。
むやみやたらにリンク貼っても、期待する結果をもたらすことはありませんし、リンク切れによりユーザー評価を下げてしまう可能性もあるのです。
今回は、リンクの種類からそれぞれの注意点まで説明していきます。

1.リンクの種類

まずは、リンクの“方向”を示す2種類です。

  • 被リンク:ページがリンクを受けている
  • 発リンク:他のページへリンクを発している

次に、サイトの属性を示す2種類があります。

  • 内部リンク:自サイト内のページ間でのリンク
  • 外部リンク:自サイトと他サイト間でのリンク

上記をそれぞれ組み合わせ、以下の4種類のリンクが存在します。

内部被リンク 自サイトから自サイトへ受ける
外部被リンク 他サイトから自サイトへ受ける
内部発リンク 自サイトから自サイトへ発する
外部発リンク 自サイトから他サイトへ発する

2.リンクの効果と注意点

リンクにはそれぞれ効果と注意点があります。せっかくリンクを貼っているのに目的と逆効果になってしまうといった事ならないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

2-1.内部リンク

内部リンクは主に下記項目に配置されます。

  • グローバルメニュー
  • パンくずリスト
  • サイドバー
  • フッターリンク
  • 記事内

2-1-1.内部リンクの主な効果

  • ユーザーの回遊率があがる
  • クロールの流入が増える
  • どのページが重要かGoogleに示せる
  • 関連性のあるページをリンクすることでユーザビリティがあがる

2-1-2.内部リンクの注意点

内部リンクの注意点は下記の2点です。

2-1-2-1.関連性の薄いページへのリンクは評価されない

内部リンクのメリットとして「どのページが重要かGoogleに示せる」と挙げましたが、だからと言って重要なページに無関係なリンクを集めても効果はありません。Googleでは、リンク元・先のキーワードから両者の関連性を導き出し評価を行うからです。
記事同士に関連性がある場合のみ、リンクを貼るようにしましょう。

2-1-2-2.不自然な量のリンクはSEOに悪影響

不自然に大量のリンクがある場合、クローラーの回遊を妨げることにもなりますし、なによりユーザビリティの観点であまり良くありません。これは内部リンクに限らず、外部リンクも同様です。
“ユーザーにとってわかりやすい”という観点でリンクを貼るように心がけましょう。

2-2.外部リンク

外部リンクは通常「関連性の高いページ」をリンクで繋ぐことでユーザビリティをあげる役割をしています。

2-2-1.外部リンクの主な効果

外部被リンクを受けているページは「参考するに値するページ」としてGoogleから評価されます。
自サイトから他サイトに外部発リンクをする場合でも、ユーザーが他サイトに流れてしまうリスクはありますが、ユーザーにより良いコンテンツを提供できるという点から、“ユーザビリティの向上”に繋がります。

2-2-2.外部リンクの注意点

外部リンクの注意点は、“有料リンクや業者による被リンクSEO対策を行わない”ということです。
ひと昔前までは被リンク数が多ければ多いほどSEOに効果があり、大量に作ったページから被リンクを集めSEOをあげる業者が横行していました。しかし、近年SEOは量より質が評価されるよう転換されており、むしろ質のない量的なリンクはSEOに悪影響を及ぼすようになっていますので、注意しましょう。

3.アンカーテキストについて

アンカーテキストとは、リンクされている部分のテキストを指します。テキスト部分をクリックすることで該当ページへ移動するよう設計されています。
img_11130_3

※上記画像の、オレンジ色で表示されている文字列です。

このアンカーテキストについても、SEOと関係があるのです。

3-1.テキストで関連性を示す

一般的に見るアンカーテキストの間違ったリンクが、「詳細はコチラ」といった文言からリンクを飛ばしているケースです。この場合、Googleでは関連性のあるキーワードが認識されません。
「詳細はコチラ」等の簡易的な文言をアンカーテキストとするのではなく、何処に飛ぶのか、どの様なページなのかを説明する文言をアンカーテキストに設定しましょう。

3-2.ユーザーに親切なサイトを目指そう

ユーザーにとっても「詳細はコチラ」と書いてあるリンクよりも、例えば「サーチコンソールの使い方」と書いてあるリンクの方が、得られる情報が具体的に分かり親切です。
リンク先の記事タイトルをアンカーテキストにするなど、ユーザーにとって分かりやすい表示を心がけましょう。

4.サーチコンソールで調べてみよう!

リンクデータはGoogleサーチコンソールで確認が出来ます。
img_12377_1

  1. 【検索トラフィック】をクリック
  2. 【サイトへのリンク】タブで外部被リンクを確認
  3. 【内部被リンク】タブで自サイト内の内部リンクを確認

それぞれを確認し、不自然・不必要なリンクについては取り消すようにしましょう!

小さな事からコツコツと…

リンクの確認は、コンテンツ数の多いサイトでは非常に手のかかる作業です。しかし、面倒だからと言って後回しにしていると、いつの間にかGoogleの評価が下がっていた…なんてことに成りかねません。
リンクチェックを“習慣化”し、ユーザーに親切なサイトを提供するようにしましょう。