
商品の購入、メルマガの登録、会員登録など、ユーザーが企業のホームページなどで登録すると、自動的に配信されるのがステップメールです。
一度設定してしまえば、こちらで毎回メールを送るたびに設定作業などをする必要がなくなるので、とても助かります。
またステップメールを使ってマーケティング戦略もできますので、近年導入する企業も増えてきていますね。
そこで、今回はステップメールの利用の目的をおさらいするとともに、ステップメールの配信には「有料」「無料」いろいろな方法がありますが、どのシステムを使うと良いのか?その「メリット」「デメリット」を整理してみました。
ステップメールの書き方はこちら
1.ステップメール配信の目的
『メルマガ・ステップメールで信頼構築するためのたった2つのポイント」でも整理したようにステップメールで得られる2つの大きな効果は『ザイオンス効果』『ハイポジションの獲得』です。
ともに、信頼関係を構築することによる効果を得られますが、このステップメールを実施するためには、確実にステップメールを配信するためのツール(メルマガ配信スタンド)を契約する必要があります。
見込み客のうち「いますぐ客」に対しては、SEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告(PPC広告)が有効ですが、サービスによってはとても数が少なかったり、「いますぐ客」の獲得に競合他社の競争が激しくコストが高単価化して、利益を出しにくい状況になったりしています。
そんな中、求められているのは「そのうち客」への対応です。
「そのうち客」のような潜在的なユーザーを新規顧客にするためには、定期的なコミュニケーションで関係構築・育成を行う必要があります。
現在、最も費用もかけずに手軽に行え更に効果的と考えられている手段の一つがメールです。メールでこちらからの情報を配信していき、見込み客との信頼関係を築いていきます。
メールは、インターネットの初期から存在しているツールですが、ユーザーの意識を育てるためには、いまもなおとても有用なツールなのです。
2.配信ツール(メルマガ配信スタンド)の違い
個人でも企業でも、インターネットビジネスを行う上でのマーケティング戦略を考える際、メルマガは強力なマーケティング戦略ツールになるので、メルマガの利用を検討する方も多いのですが、メルマガでも、ステップメールでも、ツール(メルマガ配信スタンド)を契約する必要があります。
たいていの場合、一つのメルマガ配信スタンドを契約すれば「メルマガ」も「ステップメール」も送信できるようになりますが、「無料」「有料」のものがありますし、そのツールによってできることが異なってきますので注意してください。
2-1.無料のメルマガスタンド
無料のメルマガ配信スタンドも多いのですが、その中で人気があるのが「まぐまぐ」です。「まぐまぐ」は昔からあるメルマガ配信スタンドとして人気があり、すべてが無料でできることにより、多くの人たちが利用しています。
2-1-1.メリット
- すべて無料で使える
一番のメリットは無料で利用できることです。ビジネスを開始したばかりの方や、あまりコストwかけられないという方にとっては良い選択となるかと思います。
2-1-2.デメリット
- 広告が表示される
メールの中身に、内容と関係のない広告が表示されてしまいます。無料なので仕方ないですね。。。 - メールアドレスが入手できない
自社のメルマガとしてユーザーに登録してもらうのに、そのメールアドレスを取得することができません。。メールアドレスが取得できないと、その他のマーケティングに使えないので、とても不便ですね。 - ステップメールが利用できない
信頼関係構築に効果的なステップメールの配信ができません。これも無料ツールのデメリットですね。。。
2-2.有料のメルマガスタンド
有料のメルマガ配信スタンドとは、安いものでは月額1000円〜5000円程度、高いもので月額1,2万円程度の費用で利用できるサービスがあります。
2-2-1.メリット
- 無料のスタンドと違い、自分で読者管理が可能(メールアドレスの取得ができます)
例えばまぐまぐでは、先ほど書かせていただいたように読者の人数しか分かりません。
メールアドレスが分からないので、個別のメールは送れません。
しかし有料のスタンドであれば個人で読者を管理できますので、相手にメールを送れます。 - 有料スタンドの多くは、ステップメールの利用が可能
やはり見込顧客との信頼関係を築くためにはステップメールは必須です。
ステップメールを利用するのであれば、有料のスタンドをおすすすめします。
2-2-2.デメリット
- 月額の利用料がかかる
このように「無料」「有料」の配信スタンドで、いろいろな違いがありますので、その違いを把握した上で、配信スタンドを選定しましょう。
3.「ASP型」と「サーバ導入型」の比較
メール配信システムは、大きく2つの種類に分類できます。
それは「ASP型」と「サーバ導入型」です。
ASPとは「Application Service Provider」の略で、アプリケーションサービスをインターネット上で顧客に提供するシステムの事で、顧客はWebブラウザ上で、事業者が保有するサーバにインストールされたアプリケーションを利用する方式です。
一方、サーバ導入型とはその名の通り、独自に配信システム用のサーバーを構築し運用していく方式です。
これらの2つの方式を比較すると、、
導入のし易さで言うと、システムの構築等の必要がなく、初期費用も比較的安価で済むASP型がよいでしょう。
さらに本格的にメールマーケティングを行っており、配信数が数十万、数百万と多い方には、サーバ導入型がよいでしょう。
しかし当ページをご覧頂いている方は、おそらくこれからメールマーケティングを行っていこうという方が多いかと思います。
このようにこれからメールマーケティングを行うという方には、費用面を考えても、まずは導入しやすいASP型でスタートする事をお勧め致します。
4.メール配信ASP比較一覧表
これからメール配信システムを導入しようと考えている人向けに、比較的手軽に導入できるASP型のメール配信システムを紹介致します。
サービス名
|
初期費用
|
月額料金
|
ステップメール
|
登録制限
|
---|---|---|---|---|
クラッチボックス | 0円 | 980円〜 | ○ | 無し |
エキスパートメール クラウド | 0円 | 1,970円 |
○
|
無し |
エキスパートメールプロ | 0円 | 19,700円 |
○
|
無し |
JCity | 6,000円 | 6,000円~ |
○
|
条件有 |
オートビズ | 7,560円 | 1,940円~ |
○
|
無し |
パワーステップメール | 7,560円 | 9,180円〜 |
○
|
無し |
める配くん | 8,000円 | 1,886円~ |
○
|
条件有 |
アクセスメール | 8,640円 | 2,300円~ |
○
|
無し |
配配メール | 10,000円 | 10,000円〜 | プランによる | 無し |
ワイメール | 10,500円 | 4,980円~ |
○
|
無し |
コンビーズメール | 10,000円 | 2,300円~ |
×
|
条件有 |
イーグルメール | 15,750円 | 2,980円~ |
○
|
無し |
アスメル | 15,750円 | 3,333円 |
○
|
無し |
※金額については、消費税込・税抜が混在しております。
詳しくはそれぞれのサイトでご確認下さい。
まとめ
見込顧客を囲い込み、その相手にメールを送る場合、メルマガ配信スタンドを利用する必要があります。
その際のメリットデメリットを比較すると、やはり「メールアドレスを取得できない」無料の配信スタンドを使うことは、その後のマーケティングを考えた上でもとても不利なので、弊社ではしっかりとメールアドレスが入手できる「有料」のメルマガ配信スタンドの利用をオススメします!
またステップメールは有料のスタンドでないと使用できない場合が多いので、その点も含め「有料」配信スタンドの中で、あなたに合った良いものを選択するようにしましょう。
下記の記事では、有料の配信スタンドのポイントを比較しておりますので、配信スタンドの選択の際には是非参考にしてみてください。
・メルマガ配信スタンドの比較
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